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ウィンブルドンで養った英気と勝負への執念、タイガー・ウッズが急ピッチで調整
最難度を誇るカーヌスティにタイガー・ウッズはどう立ち向かうのか?(撮影・Getty Images)|(撮影:村上航)

<全英オープン 事前情報◇16日◇カーヌスティGL>

4週間にわたり続いてきたサッカーのワールドカップフィーバーは、フランスの優勝で幕を閉じた。そして、今週はスコットランドの東海岸に世界的なスポーツファンの目が集中する。第147回全英オープンだ。


舞台は全英のローテーションの中でも、最難関のリンクスコースとされるカーヌスティ。新たな「チャンピオン・ゴルファー・オブ・ザ・イヤー」が決定する最終日の日曜日まで、今年も様々なドラマが起こり、激しいバトルが展開されるのは間違いない。

注目の一人であるタイガー・ウッズ(米国)にとって、英国は思い出深い場所だ。ウッズが全英オープンで初優勝(2000年)と2勝目(2005年)を飾ったのは、ゴルフの聖地セント・アンドリュース。2006年(ロイヤルリバプール)も優勝を飾り、通算3勝と対応能力の高さを示している。

7月14日の土曜日、テニスのウィンブルドン選手権決勝戦で友人のセレナ・ウィリアムズのプレーを観戦。英気を養うとともに、アンゲリク・ケルバーに敗れて準優勝に終わったウィリアムズの姿を目に焼きつけ、勝負師としてのキバを研ぎ澄ませた。翌日にはスコットランドへ戻り、カーヌスティで練習ラウンドをこなすなど急ピッチで調整。3年ぶりに全英の舞台に戻ってきたその姿を一目見ようと、ゴルフファンは早くもウッズの組に集中していた。

全英3冠を含むメジャー14勝のウッズ。42歳になった今も、その人気の高さは相変わらずだ。そして何より、久々に戻ってきた舞台で見せたそのスイングには、往年のキレが戻っている。永い眠りから覚めた虎が再び覚醒し、クラレット・ジャグを掲げことができるのか?