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日本人に厳しいブックメーカー予想 DJがトップ、タイガー・ウッズも人気
入念にコースチェックを繰り返すタイガー・ウッズ|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 事前情報◇17日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

第147回全英オープンの幕開けまであと2日に迫り、カーヌスティにはトップランカーが集結し、着々と準備を進めている。

 

そんな中、世界中のゴルフファンが注目する世界最古のメジャーに先駆けて、英国の大手ブックメーカーも優勝オッズを公開している。

まず6年連続6度目の出場となる松山英樹。日本人選手として初のメジャー制覇に期待がかかる26歳の優勝オッズは、Paddy Power(PP)社とLadbrokes(LB)社がともに40倍、SkyBet(SB)社は45倍としている。

10人が出場する日本人選手としては断トツのトップとはいえ、ライバルとなる世界ランク上位の選手との比較では、大きく水をあけられる。

例えば、現在世界ランクナンバー1のダスティン・ジョンソン(米国)は、3社ともに優勝候補筆頭に挙げており、PP社が10倍、ほかの2社は12倍と低オッズだ。ジョンソンに続くのが同3位のジャスティン・ローズ(イングランド)。PP社とSB社は14倍、LB社は16倍のオッズを配している。

ローズのすぐ後を追うのは、長らく「メジャーに最も近い無冠の選手」とされているリッキー・ファウラー(米国)。最終的には6位タイで終わったとはいえ、直近の「スコティッシュ・オープン」では終始安定したプレーを披露し、3社ともに16倍と設定している。

昨年大会覇者のジョーダン・スピース(米国)は、16倍(PP社)と20倍(LB・SB社)の設定。本人は「調子はいいし、チャンスはある」と話しているが、果たして連覇はあるのか?

彼らに追随するのがローリー・マキロイ(北アイルランド)、ブルックス・ケプカ(米国)、トミー・フリートウッド(イングランド)、ジョン・ラーム(スペイン)といったメンバーで、オッズは16倍から25倍とされている。

長らく苦しんだケガから本格復帰を果たして、3年ぶりに全英の舞台に戻ったタイガー・ウッズ(米国)は、3社ともに25倍のオッズが設定されていて、期待度の高さが伺える。

松山以外の日本人選手に目を向けると、PP社が欧州ツアーをベースにしている谷原秀人に設定した250倍が最低となり、今季米国男子ツアー初勝利を飾った小平智でも300〜400倍。宮里優作と池田勇太も同等レベルにあり、3度目の出場の市原弘大と初出場の3人組、時松隆光、秋吉翔太、川村昌弘は500〜1000倍。2014年以来2度目の出場となる小林正則は1000〜1500倍に設定されるなと、軒並み前評判は低くなっている。