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カギは番手選び、松山英樹はドライバーを多用?DJはサンドウェッジでティショットも!?
ドライバーなのか?アイアンなのか?クラブ選びがカギ?|(撮影:村上航)

<全英オープン 事前情報◇18日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

今季メジャー3戦目の「全英オープン」開幕を前日に控え、松山英樹は谷原秀人、宮里優作とともに18ホールラウンドをして、最終調整を行った。地面が硬くランが多く出るためフェアウェイキープするのが難しいとされるカーヌスティ。ドライバーを使うホール、アイアンでレイアップするホールの確認を入念に行った。


全英オープン3勝のタイガー・ウッズ(米国)は「ドライバーを使うことはあまりない」と話しており、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)は、ランが出過ぎるあまりサンドウェッジでティショットを打つホールもあるという。フェアウェイ横のポットバンカー、ヒース、クリークとハザードが多く、それを避けるのか、越すのかティショットの使用クラブは、選手によって大きく変わりそうだ。松山は、「当日になってみないと分からない」とその日の風向きによってドライバーを握るか、短いクラブでレイアップするかを決めると話した。

この日の風は、午前中は西よりの風で昼を過ぎたあたりから南向きに変わった。松山組は午前10時ごろのスタート。1番のティショットはアイアン、2番はドライバーと1本のクラブだけを握ったが、フェアウェイの310ヤード付近にクリークが横切る5番パー4では、最初はアイアンでクリークの手前にレイアップ。その後、フォロー目の風を利用してドライバーでクリークを越えるか試した。また、7番パー4はフェアウェイ右サイドに280ヤードで越えるポットバンカーがあるが、ここでもアイアンを打ってからドライバーを打った。

ティショットの番手選びを入念に行なったが、ドライバーショットの方向性が安定しなくなるやいなや、9番パー4からは「全米オープン」でも使用したピン製のドライバーに替えると方向性が安定し始めた。その9番もアイアンで打ったあと、ドライバーで打ち、330ヤード付近のフェアウェイをキープ。382ヤードの11番パー4は、ドライバーで1オンに成功。こうしてホールによってドライバーや3番ウッド、アイアンとホールによって複数のクラブを打ち、この日は9ホールでドライバーを握った。ちなみに、同組の宮里は6回、谷原は3回とドライバーは少なめだった。

グリーンに近づければチャンスを作りやすくなるが、ハザードに入れたらピンチを招くだけ。短いクラブで確実にフェアウェイをキープしても2打目の距離が残ってしまう。そのホールの形状と風向きを考えて、そのホールを攻略するためにティショットのクラブ選択は重要になりそうだ。