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ミケルソンとのラウンドにも物怖じ一切なし! 復調の糸口見つけた小平智「明日は期待できそう」
小平智は復調の糸口を見出した|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

小平智は3バーディ・4ボギーの「72」、1オーバー・50位タイで初日の競技を終えた。日本ツアーも合わせ、直近4試合連続での予選落ちと苦境に立つ小平が、今季3試合目となる海外メジャーの舞台で、復調の兆しを見出した。


スタート直後の1、2番で連続ボギー。「前半はショットのリズムをつかめなかった」と、開始直後から不穏な雰囲気が小平を包んだ。さらに11番でもスコアを落とし、この時点で3オーバー。「フェアウェイが転がるので、計算が難しかった。今までやったことがないようなコース。フェアウェイとグリーンが変わらない」というカーヌスティに手を焼いた。

しかし13番でこの日初バーディを奪うと、14番も連続バーディ。この日の最難関コースとなった16番パー3はボギーとしたものの、18番をバーディ締め。後半の3バーディで、何とか1オーバーと持ちこたえた。この結果について小平は「後半に3つ獲れたので、明日に繋がる」とオーバーパーながらも及第点を与えた。

予選ラウンドは、海外メジャー通算5勝を誇るフィル・ミケルソン(米国)と同組となった小平。しかし、そんな“超大物”とのプレーにも「今年はリズムよく、コンスタントに試合にも出られている。ミケルソンと回っても物怖じしないで、普通にラウンドできるのは今までとは違う」と、気後れする様子は一切なし。さらに「(米国ツアーで)優勝したからというよりは、去年から良い選手とプレーする機会も多く、最近は誰と回っても意識をすることがなくなった」と、その言葉からは自信もにじみ出てくる。

6月の米国ツアー「ザ・メモリアル・トーナメント」から、「全米オープン」、「トラベラーズ選手権」、さらに7月に入って出場した日本ツアーの「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ 」と現在4試合連続で予選落ちが続いている。しかし、この日のラウンドを終え、「ショットが良くなってきた。最終ホールのショットとか、今までの気持ち悪い感覚がない。今日それがつかめてきたので、明日は期待ができそう」と確かな手ごたえを感じとった。上位進出に向け、2日目の爆発に期待したい。