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3Wで407ヤード記録もクリークへ…「いいところがなかった」松山英樹、全英自己ワーストの船出
3Wで407ヤードも飛んでしまう誤算|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

今季海外メジャー3戦目の「全英オープン」第1ラウンドが行われ、メジャー初優勝を狙う松山英樹は1バーディ・5ボギーの「74」。首位と9打差の110位タイと出遅れた。全英オープン6度目の出場で、第1ラウンドのスコア、順位ともに2016年大会(結果は予選落ち)の「72」(1オーバー)、75位タイを下回る自己ワーストの苦しい船出となってしまった。


現地時間の午後3時21分。タイガー・ウッズ(米国)と地元スコットランド出身のラッセル・ノックスという、もっとも注目を集める組でスタートした松山。1番パー4で6メートルのバーディチャンスにつけるも、カップ直前でボールが止まりパー発進。「パーでスタートできたので、次のホールから1つでも伸ばしていこうと思った」。しかし、2番パー4では、下りの1.2メートルのパーパットを外してボギー先行。5番パー4では30メートル級のバーディパットから3パット。その後も決めたいパットが決まらなかった。「いいパットもあれば悪いパットもあって、ラインの読みも違ったり、いろんな要素があって、いいところがなかった」とグリーン上で苦戦を強いられた。

この日は西寄りの風が吹いた。「練習ラウンドでもやっていたので(ティショットのクラブ選択は)難しくなかった」とティショットでドライバーを握ったのは3回。しかし、「ショットの感触が悪く曲がっていた」とフェアウェイキープ率は47パーセントにとどまった。また、フォロー風の10番パー4は3番ウッドを手にし、「いいショット」を放ったが、想像以上にランが出て約400ヤード先のクリークに落ちる不運もあった。ドライビングディスタンスの計測ホールで記録は407ヤード。「(飛距離を)コントロールしてこそなので、そういう意味ではうまくいかなかった」。いいショットを打ってもボギーにしていまい、かみ合わない1日だった。

10番のティショットを皮切りに、「最後はいいショットが何回かあったので、それは明日も続けられるようにがんばりたい」と希望もある。最注目組でのプレーに「いいところで回らせてもらって、なかなかいいところがなくて、2人のいいプレーを見ながら、いいなと思ってプレーしていました」。“いいところ”で“いいプレー”を見せて、残り3日で巻き返す。