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タイガー・ウッズは“攻め”封印、“守り”のゴルフで上々の発進
松山とタイガーの同組対決はタイガーに軍配|(撮影:村上航)

<全英オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

3年ぶりに「全英オープン」の舞台に戻ってきたタイガー・ウッズ(米国)が、3バーディ・3ボギーのイーブンパーでフィニッシュ。首位とは5打差の32位タイで初日を終えた。


「スコアよりもいい内容」と一定の及第点を与えたが、一時は2アンダーまでいったことを考えれば、納得とはいいがたい。「2つのパー5でともに8番アイアンでバーディが取れなかったのがね」と、地面の固さを利用してティショットを飛ばして、ショートアイアンで狙ったセカンドで寄せられずにパーに終わったチャンスホールを課題点として挙げた。

午後スタートのウッズは「スコアボードを見ていたら午後の選手は伸ばしていなかった」と、無理な攻めを封印。ティショットでドライバーを使ったのはわずかに1度。3番ウッドでさえ同じく1度で「決めた場所に打っていっただけ」と、刻み作戦に徹した。おかげでフェアウェイキープ率は73%、パーオン率は61%と、高い数字を残している。

「もちろんもう少しうまくできたのは間違いない」と不満も漏らすが、それだけ状態はいいということ。自身のゲームプランに徹して、大きな失敗もなく終わった初日。2008年の「全米オープン」以来のメジャー勝利へ。今日のプレーを見ている限りでは、いつ起こってもおかしくないところまで来ている。