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松山英樹とDJは大苦戦、連覇狙うスピースら世界トップ10はどうだった?
世界ランク1位のダスティン・ジョンソン 初日は「76」と振るわなかった|(撮影:村上航)

<全英オープン 初日◇19日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

最古のメジャー大会、「全英オープン」が開幕。初日は伏兵のケビン・キスナー(米国)が単独トップに立ち、期待の松山英樹が低迷するハプニングもあったが、世界ランク上位者たちの結果はどうだったのか。


同1位のダスティン・ジョンソン(米国)は初日から大苦戦。前半を1オーバーで折り返すと、後半もボギーが先行。14番でバーディを奪ったが、16番をボギーとすると、18番ではまさかのトリプルボギー。5オーバー・129位タイの厳しいスタートとなり、2016年「全米オープン」以来のメジャータイトルに黄信号がともっている。

最上位は同2位のジャスティン・トーマス(米国)、同5位のジョン・ラーム(スペイン)、同8位のローリー・マキロイ(北アイルランド)の2アンダー・8位タイ。トーマスは昨年「全米プロゴルフ選手権」以来のメジャー2勝目、マキロイは2度目の全英タイトルに向けて好発進。若手有望株のラームは初のメジャータイトルを目指す。

こちらも初のメジャー制覇を狙う同7位のリッキー・ファウラー(米国)は、1アンダー・18位タイグループ。今年の12月で30歳を迎える無冠の人気者が、栄光に向け上々の滑り出しを見せている。

15年の全米プロを制した同9位のジェイソン・デイ(オーストラリア)は、タイガー・ウッズ(米国)と同じくイーブンパーの32位タイ。昨年は低迷したが今季は復調。3年ぶりの美酒といきたいところだ。

リオ五輪の金メダリストで13年の全米オープンチャンプ、同3位のジャスティン・ローズ(イングランド)は、同4位でメジャー連勝がかかるブルックス・ケプカ(米国)、連覇を狙う同6位のジョーダン・スピース(米国)、躍進著しい同10位、地元のトミー・フリートウッド(イングランド)とともに1オーバーの50位となっている。

初日の結果を受けて、がぜん注目が集まるのが、世界1位を巡る争い。現在、同1位のDJが予選落ちに終われば、トーマスは本大会2位でも同1位に返り咲き。ローズ、ケプカ、ラームは優勝を条件に、初の世界一に上り詰めることになる。

日本勢10人の活躍にも期待がかかるが、世界上位ランカーによる激しいトップ争いからも目が離せない。

【世界ランクトップ10の初日成績】
1位:ダスティン・ジョンソン 5オーバー・129位
2位:ジャスティン・トーマス 2アンダー・8位
3位:ジャスティン・ローズ 1オーバー・50位
4位:ブルックス・ケプカ 1オーバー・50位
5位:ジョン・ラーム 2アンダー・8位
6位:ジョーダン・スピース 1オーバー・50位
7位:リッキー・ファウラー 1アンダー・18位
8位:ローリー・マキロイ 2アンダー・8位
9位:ジェイソン・デイ イーブンパー・32位
10位:トミー・フリートウッド 1オーバー・50位