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初出場2人は予選落ち 時松隆光「足りない部分が全て出た」
時松隆光は初の海外メジャーで決勝ラウンド進出を逃した(写真は初日)|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 2日目◇20日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

初出場の2選手は、カーヌスティでの苦い記憶を今後の糧にする。


1オーバー・50位タイからスタートした時松隆光は、3バーディ・5ボギー・2ダブルボギーの「77」と乱調。スコアを大きく落とし、トータル7オーバー・109位タイで予選落ちとなった。また「全米オープン」に続く今季2戦目の海外メジャーを戦った秋吉翔太も、トータル9オーバー・131位タイに終わり、2日間で大会から去ることになった。

前日のラウンドを終え、「初めてのメジャーで1オーバーなら、上々の滑り出し」と話していた時松。だが2日目に“洗礼”を浴びることになった。前半2つのバーディ(1ボギー)でスコアを伸ばした時松は、「足りない部分が全て出た」という後半に失速。10番で4オン2パットのダブルボギーを叩くと、そこから持ち直すことができなかった。18番でもダブルボギーを喫し、失意のホールアウトとなった。

この日のラウンドを通じ、「200ヤードを超えるショートホールなどでパーを取ることができなかった。上位の人は、そこできっちりとパーセーブする。僕には技術が足りていない」とそびえる壁の高さを痛感した。

さらに長いコースに「今週は4番アイアン、2番ユーティリティを入れた」と対応しようとしたが、「力があるほうじゃないので、打ちこなせていない感じがあった。セッティングミスだったかも」と作戦も裏目に。再来週には「WGC-ブリヂストン招待」も控えるが、そこには「普通に5番ウッドと4番ユーティリティで対応しようと思っている」と、普段通りの対策で臨むことを明かした。

一方の秋吉は、初日6オーバー。予選通過には大きくスコアを伸ばす必要があったが、2日目も4バーディ・4ボギー・1トリプルボギーと3つスコアを落とした。この結果に「クラブも全て変えて臨み、セッティングとしては良い状態だったが、まだまだ自分の実力がこういうレベルだと気づいた」と消沈した。

それでも、2つの海外メジャーを戦ったことで、「世界のレベルの高さが分かった。全米が終わった後に、すぐ優勝もできた(ダンロップ・スリクソン福島オープン)。メジャーという場所は、自分のゴルフを上手くしてくれる場所だと思う」と、実際にその場の空気を吸わないと分からないことも多く経験した。「ショットのレベルも全然違う。トップ選手は手前からランも計算している。想像力もすごい。レベルを上げてまた帰ってきたい」と、次は4日間戦うためにも再び腕を磨いていく。