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全英OP初の60台で急浮上、小平智は「トップ10を目指していきたい」
全英OP初予選通過で躍進の小平智|(撮影:GettyImages)

<全英オープン 3日目◇21日◇カーヌスティGL(7402ヤード・パー71)>

3度目の「全英オープン」で初めて決勝ラウンドに進出した小平智。快晴微風の穏やかな天候の中、ツーサムで始まった第3ラウンドは伸ばし合いとなった。小平は、1イーグル・4バーディ・3ボギーの「68」と伸ばし合いにも食らいつき、トータル2アンダー・28位タイに浮上した。


予選ラウンドは3サムで行われるが、決勝に入ると2サムになるのが今大会。小平は池田勇太と同組でメジャーでは珍しい日本人同士でのラウンドとなった。「すごい確率ですよね。でも自分は(池田)勇太さんとのラウンドはいいイメージがあるので良かった」と日本勢同組も歓迎した。小平は、3番パー4でボギーが先行したが、「(3日間ともボギー先行で)いつも一緒なので何も変わらなかった。ショットの調子が良かったので、いつかバーディチャンスが来るだろうとやっていた」。

その言葉通り、まもなくバーディラッシュが始まった。5番パー4で1.5メートルのバーディパットを沈めたのを皮切りに、6番パー5は2オン2パット、7番パー4は2メートル、8番パー3は4メートルと、4連続バーディで一気に順位を上げた。後半に入って12番でボギーとするも、14番パー5は好調なショットを続けて、4メートルのイーグルパットを沈める。

難しい上がり3ホールに入り、16番パー3はボギーで落とすが、第2ラウンドでは連続バーディで締めくくった17番、18番ではこの日も「攻めた」。17番はピン方向を狙ったがわずかに左にそれてラフへ。アプローチは3メートル近くオーバーしたが、これを沈めてパー。続く18番はティショットを左のラフに入れると2打目は3番ユーティリティでグリーンを狙う。左奥にこぼし、アプローチもミス。8メートルのパーパットが残ったが慌てることなく、冷静に沈めた。

「攻めた結果むずかしいところに行ったが、ああいうパットを決められたのは成長したかなと思います。あと1、2個伸ばせそうでしたが、上がり2ホールがあるので合格点です」と気をよくして最終日に向かう。「この位置(28位タイ)なので、トップ10入りを目指して頑張りたい」。目標だった米ツアー優勝を遂げた今年、今度はメジャー初トップ10入りをたぐり寄せる。