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日本勢史上2人目のアジアアマV 金谷拓実「松山英樹選手を目指す」
アジアアマを制し、メジャーへの切符をつかんだ金谷拓実|(撮影:ALBA)

<アジア・パシフィックアマチュア選手権 最終日◇7日◇セントーサGC ニュータンジョンコース(6847ヤード・パー70)>

アジアアマNO.1の座をかけて争われた「アジア・パシフィックアマチュア選手権」の最終日。東北福祉大2年の金谷拓実が7バーディ・2ボギーの「65」をマークし、トータル13アンダーで逆転優勝を果たした。


日本勢のアジアアマ優勝は、2010、11年大会を連覇した松山英樹以来となる史上2人目の快挙。今大会の勝利により、19年「マスターズ」、「全英オープン」の出場権を獲得した。

優勝会見では、「まさかこんなに早くマスターズと全英でプレーできると思っていなかった」と率直な感想を口にした金谷。「今は大学生ですけど、(卒業後は)すぐにアメリカでプレーしたいと思っているから、メジャーを経験できることは自分にとっていいことだと思います」と、大舞台への意気込みは強い。

大学の先輩でもある松山とは親交が深く、今大会前には「大学2年でアジアアマ、ツアー優勝して、やっとオレに並ぶ」と発破をかけられていたという金谷。

「日本人で(米ツアーで)活躍している数少ない選手。他の日本プレーヤーも、彼を目指して頑張っています。(マスターズは)しっかり予選通過して、松山選手のようにローアマを目指して頑張りたい」(金谷)

10年大会優勝の資格で11年マスターズに出場。27位タイでローアマを獲得するなど、このアジアアマをきっかけに世界へ飛び出していった松山。同じように飛躍を目指す20歳の若者が、その轍(わだち)を突き進もうとしている。