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全英オープン出場の4人が決定 “メジャー滑りこみ”の池田勇太「出られないかもしれないという寂しさはあった」
本大会で全英への切符を手にした4人|(撮影:佐々木啓)

<〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤルGC 最終日◇2日◇ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県)◇8016ヤード・パー72>

今大会では、すでに資格をもっている選手を除く上位4人に、今年の海外メジャー「全英オープン」(現地時間7月18日開幕、北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)出場権が与えられたが、その争いも決着を迎えた。

まず優勝で北アイルランド行きのチケットをつかんだのは、池田勇太。これで5年連続8度目の出場となる。今季はマスターズはじめ、全英前の海外メジャー3試合への出場が叶わなかったこともあり、土壇場でのメジャー参戦決定となった。「メジャーは限られた選手しか出られないというステータスがあるし、今年は出られないかもしれないという寂しさはあった。その権利を得られたのはうれしい」と、率直なよろこびを口にした。

ロイヤルポートラッシュGCで開催される全英オープンは、1951年以来68年ぶり。コースについては「まったく分からない。これから情報を集めていきたい」と、手探りでの戦いとなる。昨年は4日間を戦い抜き、トータル4オーバーの51位タイ。2011年に記録した、過去最高成績38位タイを更新する活躍に期待がかかる。

残る3枠は海外勢が占拠。2位で獲得したチャン・キム(米国)は、2年ぶりの舞台に、「この大会は全英を目標にしていた。優勝はできなかったが、その目標を果たせたのはうれしい」とコメント。2017年に日本ツアー3勝を挙げながら、昨年は故障で1年を棒に振った男は、着実に復活への道を歩んでいる。

残るは3位タイに入った2人。海外メジャー初出場となるガン・チャルングン(タイ)は、「初優勝と同じくらい出場権が得られて興奮している。チャンスを手にできてよかった。初のメジャーでいろいろと経験したい」と興奮気味。また昨年に続く出場となるパク・サンヒョン(韓国)は「前回よりもいい成績を出せるように頑張りたい」と喜んだ。

なお日本勢では今回権利を得た池田に加え、松山英樹、今平周吾、藤本佳則、稲森佑貴、浅地洋佑とアマチュアの金谷拓実(東北福祉大)が出場を決めている。

【ミズノオープンで全英オープン出場が決定した選手】
池田勇太(5年連続8度目)
チャン・キム(2年ぶり2度目)
ガン・チャルングン(初出場)
パク・サンヒョン(2年連続2度目)