The Claret Jugクラレットジャグ

全英オープンの優勝トロフィーはクラレットジャグとして知られている。

クラレットジャグ

別名クラレットジャグとして知られている全英オープンの優勝トロフィーは毎年大会の優勝者の名前が刻まれる。
しかし、これはもともとのトロフィーではない。大会が1860年にプレストウィックで始まった当初は、優勝者はチャレンジベルトを贈呈されていた。このベルトは高級なモロッコのレザーで作られシルバーのバックルとエンブレムが装飾されていた。

 
The Challenge Belt
チャレンジベルト

チャレンジベルトを贈呈するというのは中世の野外劇に大変興味があり、また社会の場を通してスポーツを応援することに力を注いだエリントン伯爵に由来する。
彼は全英オープンの立ち上げに多大なる尽力をした。伯爵は大会のためにアーバイン・アーチャーの大会へのゴールドのベルトを寄贈することを含め、多くのトロフィーを寄贈した。オリジナルのチャレンジベルトはプレストウィックゴルフクラブによって購入された。

新しいゴルフトーナメントの最初の規則によると、「優勝者は上記の役員が、ベルトが翌年の大会まで安全に保管されることを了承するまでクラブの会計係の手元に置かれ、3連覇した優勝者にはそのベルトの所有を認める。」となっている。 
 

A Brief History
歴史

1860-第1回全英オープンがプレストウィックゴルフクラブで開催される。優勝者はチャレンジベルトが贈呈された。

1872-3つのクラブが全英オープンの開催し、新しいシルバーのトロフィーであるクラレットジャグの製作のために10ポンドずつ折半する。1872年の優勝者はメダルを受け取る。

1873-優勝トロフィーはマッケイ・カニング&カンパニーによって製作される。トム・キッドが真新しいクラレットジャグを受け取った最初の優勝者だった。しかし、1872年の優勝者のトム・モリス・ジュニアの名が初めてクラレットジャグに刻まれた。

1927-オリジナルのクラッレとジャグは保存されることが決定され、これ以降の優勝者にはレプリカが贈呈される

The search for a new trophy – the Silver Claret Jug
新しいトロフィーの探究―シルバークラレットジャグ

全英オープンが始まってちょうど10年後の1870年に、トム・モリス・ジュニアが大会を3連覇しベルトの所有者となった。大会の行く末を議論するミーティングが1871年の4月にプレストウィックゴルフクラブの春の会議で行われた。そこでギルバート・ミッチェル・インズによって主な提案がいかのようになされた。「セントアンドリュース、ミュゼルバーグ、そしてほかのクラブがこのベルトを購入しようとする計画があるが、プレストウィックでしか開催されないのにベルトをそれらのクラブに提供するのは得策ではない。」

その際、提案は保留され開催場所やほかのクラブの参加などの最終決定はなされなかった。その結果、全英オープンは1871年には開催されなかった。その翌年、大会は再開された。5月1日と記載されたR&Aの議事録には大会役員は「チャンピオンベルトの復活に関連する見解をほかのクラブと話し合う権限が与えられる。15ポンドを超えなければクラブの資金の一部を使う権利が与えられた。」と書いてある。

1872年9月11日についにプレストウィック、オーナブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズ、ロイヤル&アンシェントゴルフクラブの3つのクラブが全英オープンの大会主催者となる決定が同意された。優勝者はメダルが贈呈されることが決められ、3つのクラブそれぞれが新しいトロフィーのために10ポンドずつを寄付することが決定された。これが後のベルトに代わる、クラレットジャグである。その正確な名前はゴルフチャンピオントロフィーである。これらの決定が遅くなされたため1872年の全英オープンでこの年の優勝者であるトム・モリス・ジュニアにこのトロフィーを贈呈するには間に合わなかった。その代りに、彼には「ゴルフチャンピオントロフィー」と彫られたメダルが贈呈された。

The Golf Champion Trophy
ゴルフチャンピオントロフィー

現在クラレットジャグと呼ばれているゴルフチャンピオントロフィーはマッケイ・カニング&カンパニー・オブ・エジンバラによって製作され1873と刻印されている。この新しいトロフィーを最初に贈呈された優勝者は1873年のトム・キッドだったが、そこ最初に名前が刻まれたのは1872年の優勝者であるトム・モリス・ジュニアだった。

1920年に全英オープンに関するすべての運営・管理責任はR&Aに委ねられた。1927年の大会ではボビー・ジョーンズがセントアンドリュースで優勝し、クラブの大会役員は将来的にもクラレットジャグを保存し、優勝者にはレプリカを贈呈しようという決定を下した。1928年、ウォルター・ハーゲンは4度の優勝のうちの3度目の優勝を飾り、クラレットジャグのレプリカを手にした。1922年と1924年にはオリジナルを贈呈された。50年来、オリジナルのクラレットジャグが使用されたが、6度の優勝を成し遂げたハリー・バードンを含む28名の選手がそれを空高く掲げた。

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